ピンバーは、長いヒゲと小さな実体を持つローソク足です。ヒゲの方向だけで判断せず、どの価格帯で出現したかと次の足を合わせて確認します。
ピンバーの成立条件
実体に対して片側のヒゲが長く、反対側のヒゲが短い形を指します。強気候補は長い下ヒゲ、弱気候補は長い上ヒゲです。長さの厳密な基準は手法によって異なるため、同じ基準で比較します。
出現位置が重要な理由
下降局面の支持帯で長い下ヒゲが出れば、安値を試した後に戻った形として記録できます。上昇局面の抵抗帯で長い上ヒゲが出た場合も同様です。ただし、レンジ中央や流動性の薄い時間帯では意味が弱くなることがあります。
確認の順番
- 上位足の方向とトレンド・レンジを確認する
- スイング高値・安値や支持・抵抗との距離を測る
- ピンバーの高値・安値を次の足が更新するか記録する
- ATRなどでヒゲの大きさを相対的に比べる
ハンマーや流れ星は、ピンバーに似た形を出現位置で呼び分けた説明です。ハンマーの記事とシューティングスターの記事も比較してください。
使い方とだまし
エントリーを検討する場合は、次足の終値、直近水準、上位足の方向がそろうかを確認します。ヒゲの先端を機械的に損切り位置とせず、許容リスクと値動きの幅を先に決めます。次足が反対方向へ強く伸びる場合は、ピンバーの解釈を保留します。
MT4・MT5で確認する方法
ローソク足表示で時間足を固定し、形成中のバーと確定バーを分けて記録します。色ではなく始値・終値・高値・安値を確認してください。
FAQ
長いヒゲならすべてピンバーですか?
いいえ。実体との比率、反対側のヒゲ、出現位置を基準に定義を固定します。
ピンバーは反転サインですか?
反転を保証しません。支持・抵抗、上位足、次足の確認材料です。
ハンマーとの違いは?
ハンマーは下降局面の長い下ヒゲという位置づけで説明されることが多く、ピンバーは形の特徴を中心に呼びます。定義の範囲は資料ごとに異なるため、位置と形を併記します。
