東京時間の高値・安値を確認すると、その日の東京市場でどこまで買われてどこまで売られたかを把握しやすくなります。とはいえ、MT5で毎回手動で時間帯を確認し、水平線を引き直すのは手間がかかります。
Session High Lowを使うと、Tokyoセッションの高値・安値をチャート上へ自動表示できます。この記事では、東京時間の高値・安値の考え方、MT5での手動確認の流れ、Session High Lowで自動表示する設定、current sessionとprevious sessionの見方を絞って解説します。

Session High Lowを適用したチャートでは、東京時間を含む各セッションの高値・安値を現在価格とあわせて確認できます。
東京時間の高値・安値とは
東京時間の高値・安値とは、東京セッションのあいだに付いた最高値と最安値のことです。
一定時間帯の値動きの範囲を示すため、現在価格がそのレンジの上限付近にあるのか、下限付近にあるのかを整理しやすくなります。ただし、東京時間の高値・安値は売買サインそのものではありません。市場参加者に意識される可能性がある価格帯として確認するのが基本です。
Session High Lowで使う東京時間は何時から何時までか
FXインディケーター開発研究所の既存ガイドと製品データでは、Session High LowのTokyoセッション初期設定はJST基準で次の時刻です。
| 項目 | 初期設定 |
|---|---|
| 表示 | ON |
| 開始JST | 09:00 |
| 終了JST | 15:00 |
| 日付またぎ | なし |
Tokyoセッションの開始時刻と終了時刻は、JST基準の入力値として変更できます。利用している分析ルールに合わせて見直したい場合は、パラメータで調整してください。
MT5で東京時間の高値・安値を手動確認する方法
インジケーターを使わない場合は、MT5チャート上で東京時間の範囲を目視で確認し、その時間内の高値と安値を探して水平線を引く流れになります。
- 東京時間として見たい時間帯をチャート上で確認する
- その時間帯の最高値と最安値を探す
- 高値と安値に水平線を引く
- 翌日以降は同じ作業を繰り返す
この方法でも確認はできますが、毎日同じ手順を行う必要があります。current sessionとprevious sessionを見比べたい場合も手作業では追いづらいため、自動表示のほうが整理しやすくなります。
Session High Lowで東京時間の高値・安値を自動表示する方法
Session High Lowは、Tokyo、PreLondon、London、NewYorkの4セッションに対応したMT5向けインジケーターです。セッションごとの高値・安値をチャート上へ表示し、現在進行中のcurrent sessionと、直近1サイクル前のprevious sessionを確認できます。
東京時間を見たい場合も、毎日手動でラインを引く代わりに、Tokyoセッションの高値・安値を自動表示できます。previous sessionは直近1サイクル前のみが対象で、過去の複数日分を無制限に表示する機能ではありません。
なお、Session High Lowは売買サインを出すインジケーターではありません。高値・安値ラインは、相場分析を補助するための価格水準として使います。
Session High Lowで東京時間を表示する設定
東京時間の高値・安値を表示するときは、まずTokyoセッションが表示対象になっているか確認します。

Tokyoセッションの表示や時刻設定は、主要パラメータから確認できます。
TokyoセッションをONにする
| パラメータ | 初期値 | 役割 |
|---|---|---|
InpShowTokyo |
true |
Tokyoセッションの表示を切り替えます。 |
InpTokyoStartHourJst / InpTokyoStartMinuteJst |
09 / 00 |
Tokyoセッションの開始時刻をJSTで指定します。 |
InpTokyoEndHourJst / InpTokyoEndMinuteJst |
15 / 00 |
Tokyoセッションの終了時刻をJSTで指定します。 |
初期状態ではTokyoセッションはONです。もし東京時間のラインが見えない場合は、まず InpShowTokyo がOFFになっていないか確認してください。
高値・安値ラインを表示する
| パラメータ | 初期値 | 役割 |
|---|---|---|
InpShowHighLines |
true |
高値ラインを表示します。 |
InpShowLowLines |
true |
安値ラインを表示します。 |
InpShowPreviousSessionHL |
true |
直近1サイクル前のHigh・Lowを表示します。 |
TokyoセッションをONにしていても、高値ラインまたは安値ラインの表示設定がOFFになっていると、見たいラインが出ません。前回の東京時間も確認したい場合は InpShowPreviousSessionHL もONにします。
ラベルや価格表示を確認する
ライン名や価格を見やすくしたいときは、次の設定も確認します。
| パラメータ | 初期値 | 役割 |
|---|---|---|
InpShowLabels |
true |
ラベルを表示します。 |
InpShowPriceInLabel |
true |
ラベル内に価格を表示します。 |
InpLabelShiftBars |
3 |
ラベルを右側へずらすバー数です。 |
東京時間の高値・安値を確認するときは、価格表示があると現在価格との距離を把握しやすくなります。
Session High Low全体の導入方法や他のセッション設定までまとめて見たい場合は、総合ガイドもあわせて確認してください。
current sessionとprevious sessionの東京時間の見方
current sessionは、現在進行中の東京セッションで形成中の高値・安値です。東京時間のあいだに新しい高値や安値が付くと、そのラインは更新されます。
previous sessionは、直近1サイクル前の東京セッションで確定した高値・安値です。現在の東京時間と前回の東京時間を見比べたいときに使えます。

current sessionは進行中のライン、previous sessionは直近1サイクル前の確定済みラインとして確認します。
確認するときのポイントは次のとおりです。
- current sessionは東京時間の進行とともに更新される
- previous sessionは直近1サイクル前のみを表示する
- previous sessionは過去の複数日分を並べて表示する機能ではない
- 形成中のラインと確定済みラインは意味が異なる
東京時間の表示がずれる場合に確認すること
東京時間のラインが想定より前後して見える場合は、まず基本項目を確認します。
- MT5のサーバー時間が利用環境でどう設定されているか
InpJstOffsetModeの設定InpManualServerToJstOffsetHoursを使う必要があるか- M1履歴データが不足していないか
- インジケーターを再適用して表示が変わるか
ここでは詳細な技術説明までは踏み込みません。サーバー時間とJST offsetを詳しく見直したい場合は、今後公開する予定の関連設定記事で個別に整理します。表示されない場合の網羅的な切り分けは、既存の総合ガイドにある確認項目も参考にしてください。
東京時間の高値・安値を見る際の注意点
東京時間の高値・安値を見るときは、ラインへの到達やブレイクだけで売買判断を決めないことが大切です。
- 高値・安値ラインは売買サインではない
- 相場状況や他の分析と組み合わせて確認する
- current sessionの高値・安値は進行中に更新される
- ブローカーのサーバー時間や設定によって見え方に差が出る場合がある
- Session High Lowは分析補助ツールであり、売買結果を保証するものではない
東京時間のレンジを把握すること自体は有用ですが、それだけで反発や突破を断定しないようにしてください。
まとめ
東京時間の高値・安値を毎日確認すると、東京市場で形成された値動きの範囲を整理しやすくなります。手動でも確認はできますが、Session High Lowを使うとTokyoセッションのcurrent sessionとprevious sessionをチャート上で自動表示でき、確認の手間を減らせます。
東京時間以外のセッション設定や、Session High Low全体の使い方をまとめて見たい場合は、Session High Lowインジケーターの総合ガイドを確認してください。機能詳細とダウンロード情報は、Session High Lowの製品ページにまとまっています。