MT5で3σボリンジャーバンドを表示したい場合、標準のBollinger Bandsを複数追加する方法と、複数σボリンジャーバンドインジケーターを使う方法があります。
この記事では、±3σを表示する目的、MT5で確認する設定、複数σ表示で見やすくなるポイントを整理します。
3σボリンジャーバンドとは
3σボリンジャーバンドは、中央線から標準偏差3倍分だけ離れた上下ラインです。
標準的な±2σよりも外側の価格帯を確認するために使われます。価格が3σ付近まで到達している場合、通常よりも外側へ動いている状態として整理できます。
ただし、3σに触れたから必ず反発する、3σを抜けたから必ず伸びる、という意味ではありません。
MT5標準機能で表示する場合
MT5標準のBollinger Bandsでも、偏差を3.0に設定すれば3σを表示できます。
ただし、1σ・2σ・3σを同時に表示したい場合は、標準インジケーターを複数回追加し、期間、適用価格、表示シフトをそろえる必要があります。
複数σボリンジャーバンドで表示する場合
複数σボリンジャーバンドインジケーターでは、初期設定で1σ、2σ、3σを同時表示します。
3σに関係する主な設定は次のとおりです。
| 設定 | 初期値 | 役割 |
|---|---|---|
InpSigma3 |
3.0 | 3σ倍率 |
InpShowSigma3 |
true | 3σラインの表示ON/OFF |
InpSigma3Color |
C’52,118,210’ | 3σライン色 |
InpSigma3Style |
STYLE_SOLID | 3σライン線種 |
InpSigma3Width |
1 | 3σライン太さ |
3σだけを見たい場合でも、2σや1σを合わせて表示すると、価格がどの段階まで広がっているかを比較しやすくなります。
3σを見るときの注意点
3σは外側の価格帯を示すため、到達頻度は2σより少なくなりやすいです。
しかし、相場が強く動いている場面では、価格が外側のバンドに沿って推移することがあります。そのため、3σ到達を逆張りの根拠として固定的に扱うのは危険です。
見る順番としては、次のように整理すると扱いやすくなります。
- 中央線から価格がどれだけ離れているか
- 1σと2σの間にいるのか
- 2σの外側に出ているのか
- 3σ付近まで到達しているのか
- バンド幅が広がっているのか、縮んでいるのか
よくある誤解
3σは、天井や底を自動で示すラインではありません。
価格が3σ付近にあることは、強い値動きや外側の価格位置を示す材料になりますが、そこから反発するか、さらに継続するかは相場環境によって変わります。