MT5で東京・ロンドン・ニューヨーク時間を背景表示する方法|Session Background Zones完全ガイド

5つの市場時間を背景色で表示するSession Background Zonesの導入、設定、見方をまとめた完全ガイドです。

Session Background Zonesは、FX市場の時間帯をMT5チャートの背景色で確認するためのインジケーターです。

プレアジア、東京、プレロンドン、ロンドン、ニューヨークの5つの時間帯を色分けし、現在の値動きがどの時間帯にあるのかを見やすくします。売買サイン、アラート、自動売買を行うものではありません。

MT5チャートに東京・ロンドン・ニューヨークなど5つのセッション背景を表示した画面
EURUSDのM15チャートへ5つの時間帯を背景色、境界線、JSTラベル付きで表示した例です。

インストール方法

製品ページからSession_Background_Zones.ex5をダウンロードし、MT5のデータフォルダ内にあるMQL5/Indicatorsへ配置します。

配置後は、MT5を再起動するか、ナビゲーターを更新してください。

MT5チャートへ適用する

ナビゲーターからSession Background Zonesをチャートへドラッグします。

初期設定では、次の5つの背景ゾーンが表示対象です。

  • プレアジア
  • 東京
  • プレロンドン
  • ロンドン
  • ニューヨーク

背景色が見えにくい場合は、チャート背景色、セッションごとの色、背景色の濃さを調整します。

初期表示の見方

このインジケーターは、時間帯ごとに背景を塗り分けます。

初期設定は次の通りです。

区分 基準 初期時間 初期表示 初期色
プレアジア JST 06:00-09:00 ON SlateGray
東京 JST 09:00-15:00 ON DodgerBlue
プレロンドン JST 15:00-16:00 ON DarkOrange
ロンドン ロンドン現地時間 08:00-17:00 ON MediumSeaGreen
ニューヨーク ニューヨーク現地時間 08:00-17:00 ON Tomato

ここで示している時刻は、本製品の背景表示に使う初期設定です。公式取引時間を断定するものではなく、必要に応じてユーザー側で変更できます。

Session Background Zonesで複数日分のFX市場時間を色分け表示したMT5画面
複数日にわたりプレアジア、東京、プレロンドン、ロンドン、ニューヨークを表示した例です。

JST基準と現地時間基準の違い

プレアジア、東京、プレロンドンはJST基準で扱います。

一方、ロンドンとニューヨークは現地時間を基準にします。たとえばロンドンは「現地時間08:00-17:00」をもとに、夏時間・冬時間を考慮してUTCへ変換し、さらにMT5サーバー時間へ変換して描画します。

ロンドン夏時間の扱い

ロンドン時間の夏時間判定は、UTC基準で次の期間を使います。

  • 開始: 3月最終日曜日 01:00 UTC
  • 終了: 10月最終日曜日 01:00 UTC

夏時間中はUTC+1、冬時間中はUTC+0として扱います。

ニューヨーク夏時間の扱い

ニューヨーク時間の夏時間判定は、UTC基準で次の期間を使います。

  • 開始: 3月第2日曜日 07:00 UTC
  • 終了: 11月第1日曜日 06:00 UTC

夏時間中はUTC-4、冬時間中はUTC-5として扱います。

夏時間制度は将来変更される可能性があります。制度変更、ブローカー設定、特殊な取引環境によっては、表示時刻の見直しが必要になる場合があります。

ブローカーのサーバー時間とは

MT5のチャート時刻は、利用しているブローカーのサーバー時刻です。日本時間やUTCと同じとは限りません。

そのため、セッション背景の表示位置が想定とずれる場合は、まずブローカーのサーバー時刻とUTC差を確認します。

サーバーUTCオフセット3方式

Session Background Zones v1.07では、次の3方式を選べます。

現在のサーバー時差を使用

TimeTradeServer()TimeGMT()の差から、現在観測されるサーバー時差を使います。

現在時点の差を使うため、過去期間のサーバー夏時間切り替えを厳密に再現する方式ではありません。

固定UTCオフセットを使用

指定した固定UTCオフセットを全期間へ使います。

初期値はUTC+2です。ブローカーのサーバー時刻が固定されている場合や、表示確認のために一定の値で合わせたい場合に使います。

一般的なFXサーバー GMT+2/GMT+3

初期設定の方式です。

ニューヨーク夏時間の切り替え基準を用い、一般的なNYクローズ系FXサーバーを想定して、冬時間UTC+2、夏時間UTC+3を切り替えます。

すべてのFX業者へ完全対応するものではありません。表示位置がずれる場合は、利用中のMT5環境に合わせて調整してください。

Session Background Zones v1.07のMT5入力パラメーター設定画面
表示期間、サーバー時差、各セッション時間、色、JSTラベルなどを設定できます。

背景色と濃さの調整

各セッションの背景色は個別に変更できます。

背景色の濃さは初期値24です。実装上、濃さは0〜100の範囲へ制限されます。

背景が濃すぎるとローソク足やラインが見づらくなり、薄すぎるとセッションの境目が分かりにくくなります。最初は初期値で確認し、チャート背景に合わせて少しずつ調整してください。

境界線とJSTラベル

セッション境界線をONにすると、セッションの開始・終了位置を縦線として確認できます。

JSTラベルをONにすると、セッション開始位置付近に日本時間ラベルを表示できます。ラベルが重なる場合は、上端オフセットや段差オフセットを調整してください。

過去・未来表示日数

初期値では過去20日、未来2日を描画します。

過去表示日数を大きくすると、長い期間を見返しやすくなります。ただし、表示日数、表示セッション数、端末環境によって負荷が変わる場合があります。

更新間隔とチャート変更時再描画

自動更新間隔の初期値は60秒です。実装上の最低タイマー間隔は10秒です。

チャート変更時再描画は初期値OFFです。ONにした場合でも、500ms未満の連続処理を抑制します。

表示がずれる場合の確認手順

表示時間がずれる場合は、次の順番で確認します。

  1. プレアジア、東京、プレロンドンがJST基準になっているか
  2. ロンドン、ニューヨークが現地時間基準で設定されているか
  3. サーバーUTCオフセット方式が利用環境に合っているか
  4. 固定オフセット値が正しいか
  5. 夏時間・冬時間の切り替え時期に近くないか
  6. ブローカーのサーバー時刻仕様が想定と違っていないか

詳しくはMT5のサーバー時間とは?GMT差・夏時間・日本時間の合わせ方でも確認できます。

表示されない場合の確認手順

背景ゾーンが表示されない場合は、次を確認します。

  • EX5がMQL5/Indicatorsに配置されているか
  • チャートへインジケーターを適用しているか
  • 対象セッションの表示がONか
  • 過去表示日数、未来表示日数が0に近すぎないか
  • 背景色がチャート背景と同化していないか
  • 背景色の濃さが低すぎないか
  • チャートの表示範囲や縮尺で見えにくくなっていないか

詳しい切り分けはMT5のセッション背景が表示されない・時間がずれるときの確認方法で整理しています。

利用時の注意点

Session Background Zonesは、セッションごとの値動きを比較しやすくするための表示補助です。

背景ゾーンは市場参加者の増減、ブレイク、反発、利益を保証しません。売買サイン、アラート、自動売買、経済指標表示も搭載していません。

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ダウンロード

MT5版EX5はSession Background Zones製品ページから無料でダウンロードできます。

利用条件と免責事項を確認し、検証環境やサーバー時間の違いを理解したうえで使用してください。