MA複合アラート通知トラブル
MA複合アラートが鳴らない原因と対処法|クロス・タッチ・ブレイク別
クロス・タッチ・ブレイクのどれが鳴らないかを分け、製品固有条件からMetaTrader共通設定まで順番に確認するガイドです。
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通知が鳴らないときは、製品固有の判定条件とMetaTrader共通設定を分けて確認します。
MAは表示されていますが、タッチ通知だけ鳴りません。何から確認しますか?
まずタッチ機能と対象MA、確定足、許容幅を確認します。
MT4版ならクロス通知の設定も処理の入口になるため、合わせてONか見てください。
一度鳴った後、同じバーで続けて鳴らないのは不具合ですか?
同一バーの重複抑制が働くため、直ちに不具合とは判断できません。
MT5版では最小通知間隔も確認し、新しい対象バーで条件が成立したかを分けて見ましょう。
ここからは、クロス・タッチ・ブレイク別の原因と共通設定を順に確認します。
鳴らない通知の種類を一つに絞り、判定条件、通知方式、端末設定の順に確認します。
目次
通知されない原因の早見表
| 症状 |
最初に確認する設定 |
次に確認する条件 |
| クロスだけ鳴らない |
クロス通知ON |
MA1とMA2の位置が前後2本のバーで入れ替わったか |
| タッチだけ鳴らない |
タッチ通知ON、対象MA ON |
高値〜安値とMAが接したか、許容幅は適切か |
| ブレイクだけ鳴らない |
ブレイク通知ON、対象MA ON |
終値とMAの上下関係が前後2本のバーで入れ替わったか |
| 全通知が鳴らない |
ポップアップ・サウンドなどの通知方式 |
MT4ではクロス通知ON、端末の共通通知設定、ログ |
| 一度鳴った後に続かない |
確定足、同一バー抑制、MT5の最小間隔 |
新しい対象バーで条件が改めて成立したか |
表示や通知が出ないだけで、不具合とは限りません。まずクロス・タッチ・ブレイクのどれが鳴らないかを分け、初期値から一項目ずつ確認してください。
クロスだけ鳴らない場合
クロス通知は、MA1とMA2の上下関係が前の対象バーから現在の対象バーへ入れ替わったときに成立します。2本が近いだけ、同じ側に並んだまま、過去のクロス地点を表示しただけでは新しい通知になりません。
確認順は次のとおりです。
- 「MAクロスアラートを有効化」がONか確認する
- MA1期間とMA2期間が意図した値か確認する
- 「確定足のみで判定」がONなら、対象バーの確定を待つ
- ポップアップ、サウンド、プッシュ、メールのうち、受け取りたい方式がONか確認する
- 適用直後の過去クロスではなく、適用後に新しく成立したクロスで確認する
初期値はMA1が20、MA2が75、クロス通知はON、確定足判定もONです。MA3はクロス通知の組み合わせに含まれません。
タッチだけ鳴らない場合
タッチ通知は、対象バーの高値から安値までの範囲にMAが入ったときに成立します。「価格がMAの近くに見える」だけではなく、利用中の銘柄の桁数とポイント単位を踏まえて確認します。
- 「MAタッチアラートを有効化」がONか
- MA1・MA2・MA3のうち、確認したい「MAタッチを判定」がONか
- タッチ許容幅ポイントが0以上か
- 確定足判定なら、確定したバーの高値・安値で接しているか
- MT4版では「MAクロスアラートを有効化」もONか
初期値ではタッチ機能と3本の対象MAがすべてON、許容幅は0ポイントです。許容幅を広げると判定範囲も広がるため、原因確認では初期値へ戻してから一段階ずつ変更します。
ブレイクだけ鳴らない場合
ブレイク通知は、バーの終値と対象MAの上下関係が前の対象バーから現在の対象バーへ入れ替わったときに成立します。高値や安値がMAをまたいでも、終値で上下関係が変わらなければブレイク通知にはなりません。
初期値ではブレイク通知本体がOFFです。対象MAはMA1がOFF、MA2とMA3がONなので、次の2段階を分けて確認してください。
- 「MAブレイクアラートを有効化」をONにする
- 確認したいMAの「ブレイクを判定」をONにする
MT4版ではタッチと同様に、クロス通知の設定が処理全体の入口です。ブレイクだけ使いたい場合でも「MAクロスアラートを有効化」をONにして確認します。
全通知が鳴らない場合
全通知が鳴らないときは、個別条件より先に共通部分を確認します。
- チャートへMA複合アラートが適用され、3本のMAが計算されているか
- MA期間がすべて1以上か
- ポップアップまたはサウンドなど、少なくとも一つの通知方式がONか
- MT4版では「MAクロスアラートを有効化」がONか
- 初回読み込み後に新しい条件が成立したか
- プッシュ・メールはMetaTrader本体側でも有効か
- JournalとExpertsに初期化や入力値のメッセージがないか
本製品はインジケーターです。自動売買の許可は最初の確認項目ではありません。EAの稼働条件と混同せず、通知方式、判定機能、対象バー、端末側の共通設定を順番に確認します。
確定足待ちと許容幅
「確定足のみで判定」は両版とも初期値がONです。ONでは直近の確定済みバーと、その一つ前の確定済みバーを使います。進行中バーで一時的にクロスや接触が見えても、バーが確定するまで通知対象になりません。
OFFでは進行中バーと直前の確定済みバーを使います。MA値、高値、安値、現在の終値相当値は更新されるため、確定前に見えた状態が後から変わる場合があります。一般的な確認方法は確定足と未確定足のシグナルの違いでも解説しています。
タッチ許容幅はポイント単位です。銘柄の小数桁、1ポイントの大きさ、配信条件によって同じ入力値でも見え方が異なるため、pipsと取り違えないでください。
通知機能の個別ON/OFF
判定機能と通知方式は別の設定です。
| 分類 |
設定 |
初期値 |
| 判定機能 |
クロス |
ON |
| 判定機能 |
タッチ |
ON |
| 判定機能 |
ブレイク |
OFF |
| 通知方式 |
ポップアップ |
ON |
| 通知方式 |
サウンド |
ON |
| 通知方式 |
プッシュ |
OFF |
| 通知方式 |
メール |
OFF |
たとえばタッチ判定が成立しても、4つの通知方式がすべてOFFなら受け取れません。反対にプッシュ通知をONにしても、タッチ機能や対象MAがOFFならタッチ通知は作られません。
MT5版のMA表示、クロス矢印、タッチ・ブレイクマーカーは視覚表示です。MAやマーカーの表示と、判定機能・通知方式を同じON/OFFとして扱わないでください。
同一バーの重複抑制
一度鳴った後に同じバーで続けて鳴らない場合は、重複抑制が働いている可能性があります。
- MT4版:クロス方向、タッチ対象MA、ブレイク方向・対象MAごとに同一バーの再通知を抑える
- MT5版:同一バーを抑え、さらに「同種アラートの最小間隔バー数」を使う
MT5版の最小間隔は初期値3です。同じイベント種別・方向・対象MAについて、前回の通知バーから指定本数以上離れるまで次を抑えます。0にすると追加の間隔制御は使いませんが、同一バーの重複は引き続き抑えます。
クロス、タッチ、ブレイクは別イベントです。同じバーで別種類の条件が成立した場合は、それぞれの設定と抑制状態に応じて通知されることがあります。
ポップアップとサウンドはインジケーターの入力だけで確認できます。サウンドが鳴らない場合は「サウンド通知」がONで、指定したalert.wavが端末で利用できるかを確認します。
プッシュとメールは、インジケーター側とMetaTrader本体側の両方が必要です。
まずポップアップだけをONにして判定成立を確認し、その後にサウンド、プッシュ、メールを一つずつ追加すると、製品固有条件と端末設定を分けやすくなります。
Journal・Expertsの確認
MT4ではターミナル、MT5ではツールボックスを開き、ExpertsとJournalを確認します。入力値が不正、MAの計算準備が未完了、サウンドファイルが利用できないなどの手掛かりが表示されていないか、通知を確認した時刻の前後を見ます。
記録するときは、次の条件をそろえます。
- MT4またはMT5とVersion
- OSとMetaTraderのbuild
- 銘柄名と時間足
- 利用したEX4・MQ4・EX5・MQ5の別
- 確定足設定、対象機能、対象MA、通知方式
- 条件を確認したバーの時刻
- ExpertsとJournalに表示された内容
ログに何も出ていない場合も、判定条件が成立していなかった可能性と、通知経路の問題を分けて確認します。
MT4・MT5差分
MT4版は21入力、MT5版は39入力です。通知トラブルで特に重要な差は次のとおりです。
| 確認点 |
MT4版 |
MT5版 |
| タッチ・ブレイクの入口 |
クロス通知ONも必要 |
各機能を独立してON/OFF |
| 重複抑制 |
同一バー単位 |
同一バーと最小間隔バー数 |
| 表示確認 |
3本のMAを固定表示 |
MA表示、矢印、マーカーを個別設定 |
| 確認用表示 |
専用入力なし |
デバッグ情報の表示入力あり |
| 入力数 |
21 |
39 |
MT5の39入力をMT4へそのまま当てはめず、MA複合アラートの設定方法で共通21入力とMT5限定18入力を確認してください。
再適用・時間足変更
適用直後や時間足変更直後の初回計算では、過去の条件をまとめて通知しません。過去チャートにクロス地点が見えても、それだけで新しい通知が出ないのは想定された動きです。
再適用や時間足変更では、対象バーとMA値が新しい条件で計算されます。進行中バー判定では次の更新からタッチ条件などが再び成立する場合があるため、再適用を重複抑止の代わりに使わないでください。
確認時は一つの時間足に固定し、初回計算が終わった後の新しいバーまたはティックで条件を見ます。チャート自体が更新されない場合はMetaTraderのチャートが動かない場合の確認を先に行います。
仕様と不具合の切り分け
次の動きは、設定や判定条件によって起こり得ます。
- 確定足ONで進行中バーの条件を通知しない
- 初回読み込み時に過去の条件を通知しない
- 同一バーやMT5の最小間隔内で同種通知を繰り返さない
- 終値がMAの反対側へ移らない限りブレイク通知しない
- MT4でクロス通知をOFFにするとタッチ・ブレイクも処理しない
一方、設定、対象バー、通知方式をそろえて同じ手順を複数回確認しても説明できない場合は、再現条件を記録します。OS、build、broker、銘柄、時間足、配布物の差は別項目として残してください。
本製品はXMTrading、Titan FX、Exness、HFMのMetaTrader環境で検証済みですが、各社による公認や推奨を示すものではありません。また、OS、build、銘柄、配信履歴まで4社で同じ動作条件になるという意味ではありません。
正式版の無料ダウンロード
MT4版とMT5版はVersion 1.000です。通常利用はMT4でEX4、MT5でEX5を使用します。内容を確認して再コンパイルする場合は、それぞれMQ4またはMQ5も取得できます。
MT4版は21入力の正式提供版、MT5版は39入力で機能・パラメーター仕様の正本です。ダウンロード前に利用条件を確認し、利用環境と拡張子を合わせてください。
よくある質問
- クロスだけ鳴らないのはなぜですか?
- クロス通知がOFF、確定足待ち、またはMA1とMA2の上下関係が前後の対象バーで入れ替わっていない可能性があります。MA3はクロス判定の組み合わせに含まれません。
- タッチだけ鳴らないのはなぜですか?
- タッチ通知本体、対象MA、確定足、許容幅を確認します。MT4版ではタッチを使う場合もクロス通知をONにする必要があります。
- ブレイクだけ鳴らないのはなぜですか?
- ブレイク通知本体の初期値はOFFです。対象MAも確認し、前後の対象バーで終値とMAの上下関係が入れ替わったかを見ます。
- すべての通知が鳴らないとき何を確認しますか?
- インジケーターの適用、入力値、通知方式、初回読み込み後の新しい条件、MetaTrader本体の通知設定、ExpertsとJournalの順に確認します。
- 確定足設定だと通知はいつ届きますか?
- 確定足のみで判定がONの場合、直近バーが確定した後、その確定済みバーと一つ前の確定済みバーで条件を確認します。
- 同じバーで通知が繰り返されないのは仕様ですか?
- 同種通知の重複を抑える仕様です。MT5版では同一バーに加え、最小通知間隔バー数の設定も使います。
- MT4でタッチ・ブレイクを使う際の注意は何ですか?
- タッチまたはブレイクを使う場合も「MAクロスアラートを有効化」をONにします。OFFにするとタッチとブレイクも処理されません。
- 再適用や時間足変更で通知状態はどうなりますか?
- 初回計算では過去条件をまとめて通知しません。対象バーとMA値は新しい条件で計算されるため、その後の更新で成立した条件を改めて確認します。