MAクロス通知の設定方法|短期MA・長期MA・確定足を調整する

短期MA・長期MA、確定足、マーカー、通知方法を初期値から一項目ずつ調整するための設定ガイドです。

全入力を一度に変えず、MA、判定足、クロス方向、表示、通知方法の順に分けて確認します。

インジ先生に聞く、24入力の設定順

ケータ君の疑問から、設定変更の起点を整理しましょう。

ケータ君

短期MAと長期MAの役割、確定足の設定はどう考えればよいですか?

インジ先生

短期MAは直近の変化を早く反映しやすく、長期MAはより長い期間の基準になります。まず20・75の初期値を保存し、片方ずつ変更してください。

確定足のみで判定をONにすると、バー確定後のクロスを通知対象にします。

ケータ君

MT4版とMT5版は同じ24入力ですか? 設定値を変えれば売買成果も良くなりますか?

インジ先生

はい。両版は入力の表示名と初期値が一致します。

設定値は通知条件を調整するもので、売買成果を保証しません。OS、build、broker、配布物の差も分けて確認しましょう。

ここからは、24入力、初期値、変更手順、利用環境の差を順に確認します。

短期MAと長期MA、確定足、通知方法を調整するMAクロス通知の設定イメージ
短期MA・長期MA、判定足、表示、通知を目的ごとに分けて確認します。

目次

MAクロス通知の設定項目早見表

確認項目 初期値 変更時の要点
短期MA・長期MA 20・75 短期側を長期側より小さい期間から確認する
MA方式 SMA 2本へ共通で適用される
適用価格 終値 2本へ共通で適用される
判定足 確定足のみON OFFでは形成中バーを判定する
クロス方向 上方向・下方向ともON 必要な方向を個別に選ぶ
MA表示 2本ともON 表示と判定は別設定として確認する
クロスマーカー ON 方向別の色と100ポイントの間隔を設定できる
通知 ポップアップ・サウンドON プッシュ・メールは端末側の設定も必要
デバッグ情報 OFF 確認が終わったらOFFへ戻す

MT4版とMT5版はどちらもVersion 1.000で、24入力の表示名と初期値が一致します。MT5版を機能・パラメーター仕様の基準とし、MT4版はMT4環境向けの正式提供版として扱います。

MT4・MT5共通の24入力

全24入力を、設定画面で確認する順に整理します。MT4版とMT5版で表示名と初期値は共通です。

分類 入力 初期値 役割
識別 インスタンスID 空欄 複数適用時の描画物を区別する
MA 短期MA期間 20 短期側の計算期間
MA 長期MA期間 75 長期側の計算期間
MA 移動平均の種類 SMA 2本に共通するMA方式
MA 適用価格 終値 2本に共通する計算対象
表示 短期MAを表示 ON 短期MAの表示を切り替える
表示 長期MAを表示 ON 長期MAの表示を切り替える
表示 短期MA色 DodgerBlue 短期MAの表示色
表示 長期MA色 Orange 長期MAの表示色
表示 短期MA太さ 1 短期MAの線幅
表示 長期MA太さ 1 長期MAの線幅
判定足 確定足のみで判定 ON 確定済みバーか形成中バーかを選ぶ
クロス 上方向クロス通知 ON 短期MAが長期MAを下から上へ交差した場面を通知する
クロス 下方向クロス通知 ON 短期MAが長期MAを上から下へ交差した場面を通知する
マーカー クロスマーカーを表示 ON クロス位置のマーカー表示を切り替える
マーカー 上方向クロス色 Lime 上方向マーカーの色
マーカー 下方向クロス色 Tomato 下方向マーカーの色
マーカー マーカーオフセット 100ポイント マーカーをバーから離す間隔
通知 ポップアップ通知 ON MetaTrader画面内へ通知する
通知 サウンド通知 ON 指定した音声ファイルを再生する
通知 プッシュ通知 OFF 設定済み端末へ通知する
通知 メール通知 OFF MetaTraderのメール設定で送る
通知 サウンドファイル alert.wav サウンド通知に使うファイル
確認 デバッグ情報を表示 OFF 確認用情報の出力を切り替える

表示をOFFにしても、対応するクロス通知が自動でOFFになるわけではありません。MA表示、クロスマーカー、方向別通知、通知方法を別々に確認してください。

短期MAと長期MAの期間設定

初期値は短期MAが20、長期MAが75です。短期側は少ないバー数、長期側は多いバー数を使うため、短期MAのほうが直近の価格変化を早く反映しやすくなります。

期間を変更するときは、次の順で確認します。

  1. 現在の入力値を保存する
  2. 短期MAまたは長期MAの片方だけを変更する
  3. 2本の表示とクロス位置を確認する
  4. 必要ならもう片方を変更する
  5. 同じ銘柄・時間足・履歴範囲で比較する

期間は1以上を指定します。短期と長期へ同じ期間を入れると2本のMA値が一致しやすく、位置関係の入れ替わりを確認する目的に合いません。特定の期間を万能な組み合わせとして扱わず、確認したい時間軸に合わせて比較してください。

SMA・EMA・SMMA・LWMAの選び方

「移動平均の種類」は2本へ共通で適用されます。短期MAだけEMA、長期MAだけSMAのように、別々の方式を選ぶ入力ではありません。

MA方式 設定確認の要点
SMA 指定期間の値を均等に扱う
EMA 新しい値を相対的に大きく扱う
SMMA 平滑化した値を連続的に引き継ぐ
LWMA 新しい値へ線形に大きな重みを置く

方式を変えると2本のMA値とクロス位置も変わります。期間と方式を同時に変更せず、どちらの変更が表示へ影響したかを分けて確認してください。計算の違いはSMA・EMA・SMMA・LWMAの違いでも確認できます。

適用価格の設定

初期値は終値です。適用価格も2本へ共通で使われ、短期MAと長期MAへ別の価格種別を割り当てる入力ではありません。

終値以外を選ぶと、各バーでMA計算へ使う基準が変わります。期間、方式、適用価格を一度に変えると比較しにくいため、適用価格だけを変更して2本のMAとクロス位置を確認してください。

確定足のみで判定する設定

「確定足のみで判定」の初期値はONです。

設定 現在側 比較側 確認点
ON 直近の確定済みバー その一つ前の確定済みバー バー確定後にクロスを判定する
OFF 形成中バー 直前の確定済みバー バー確定前に状態が変わる場合がある

OFFでは形成中バーの価格とMA値が更新されます。そのため、クロスが一度成立した後に、バー確定前に解消する場合があります。初期設定で通知時刻を確認してから、必要な場合だけOFFへ切り替えてください。

一般的な判定タイミングは確定足と未確定足のシグナル確認タイミングで確認できます。MAクロス通知固有の再計算と状態変化は、後続の製品固有記事が公開されるまで本記事と総合ガイドの範囲で確認してください。

上方向・下方向クロス通知の設定

2方向の通知は個別にON・OFFできます。

通知 成立条件
上方向クロス 前の判定対象バーで短期MAが長期MA以下、現在の判定対象バーで短期MAが長期MAより上
下方向クロス 前の判定対象バーで短期MAが長期MA以上、現在の判定対象バーで短期MAが長期MAより下

片方向だけを確認したい場合は、不要な方向をOFFにします。クロス方向の選択と、ポップアップ・サウンドなどの通知方法は別設定です。方向をONにしていても、通知方法がすべてOFFなら外部への通知は行われません。

同じ方向・同じイベント足の再通知は、稼働中の状態で抑止されます。再適用、時間足変更、端末再起動後は、その状態が引き継がれません。

マーカー表示の設定

「クロスマーカーを表示」は初期値がONです。上方向と下方向で色を分け、バーとの間隔を100ポイントに設定しています。

  • 上方向クロス色:Lime
  • 下方向クロス色:Tomato
  • マーカーオフセット:100ポイント

マーカー表示をOFFにしても、方向別クロス通知は別に有効です。反対に、マーカーを表示していても通知方法をすべてOFFにできます。チャート上の確認と外部通知を分けて設定してください。

ポイントの見え方は銘柄の桁数や表示倍率で異なる場合があります。マーカーがバーへ重なる場合は、少しずつ間隔を調整します。

ポップアップ・サウンド・プッシュ・メール通知

4種類の通知方法を個別に選べます。

通知方法 初期値 追加確認
ポップアップ ON MetaTrader画面内で表示を確認する
サウンド ON alert.wavが利用できるか確認する
プッシュ OFF MetaTrader本体で端末IDとテスト通知を設定する
メール OFF MetaTrader本体で送信先とメール設定を確認する

プッシュとメールは、インジケーター側をONにするだけでは届きません。MetaTraderのプッシュ通知設定MetaTraderからGmailへメール通知を送る設定も合わせて確認してください。

サウンドファイル名を変更する場合は、MetaTraderが利用できる音声ファイルを指定します。音が出ないときはMetaTraderのアラートが鳴らない場合の確認点で端末側の設定を切り分けます。

MT4版とMT5版の設定差

MT4版とMT5版は、公開されている24入力の表示名と初期値が一致します。ただし、MetaTraderの世代に合わせてMA値の取得や描画物の識別方法が異なります。

差の種類 設定確認で記録する内容
MT4・MT5 利用中の版、配置先、設定画面の表示
OS OSの種類、表示倍率、ファイル配置方法
build MetaTraderのbuildと更新状況
broker 銘柄名、桁数、配信履歴、時間足
配布物 MT4はEX4・MQ4、MT5はEX5・MQ5

本製品はXMTrading、Titan FX、Exness、HFMのMetaTrader環境で検証済みです。この技術記録とfeatured brokerの案内は別の情報で、各社による認定、共同開発、すべての環境での同一結果を示すものではありません。

本記事ではfeatured brokerとしてXMTradingをご案内します。MAクロス通知はXMTrading専用ではありません。広告・紹介リンクを含み、リンク経由の申込みなどにより当サイトが報酬を受け取る場合があります。提供地域、口座、MetaTraderの最新条件は公式ページで確認してください。

初期値へ戻す方法

  1. 適用中のMAクロス通知の設定画面を開きます。
  2. 現在の入力値を残す場合は、先に設定ファイルへ保存します。
  3. 入力画面のリセット操作を実行します。
  4. 短期20、長期75、SMA、終値、確定足ONを確認します。
  5. 上方向・下方向通知、2本のMA表示、クロスマーカーがONであることを確認します。
  6. ポップアップとサウンドがON、プッシュとメールがOFFであることを確認します。
  7. デバッグ情報がOFFであることを確認します。

設定の保存と読み込みはMetaTraderでインジケーター設定を保存・読み込みする方法を参照してください。別Versionや別製品の設定ファイルを読み込まず、24入力のMAクロス通知用として管理します。

設定変更時の注意事項

  • 初期値を保存してから、一項目ずつ変更する
  • MA期間、方式、適用価格を同時に変えない
  • MA表示、マーカー、方向別クロス通知、通知方法を別々に確認する
  • 形成中バーを使う場合は、バー確定前にクロス状態が変わる可能性を理解する
  • プッシュとメールはMetaTrader本体側も設定する
  • 再適用、時間足変更、端末再起動後は通知状態をもう一度確認する
  • MT4にはMT4版、MT5にはMT5版の配布物を使う

この記事は設定値の意味と変更手順を説明するものです。クロス後の相場方向や個別の取引判断を示すものではありません。

正式版の無料ダウンロード

MT4版とMT5版はともにVersion 1.000、24入力です。通常利用はMT4でEX4、MT5でEX5を選び、内容を確認または再コンパイルする場合は対応するMQ4またはMQ5を利用してください。

MT4はMQL4/Indicators、MT5はMQL5/Indicatorsへ配置します。ダウンロード前に利用条件を確認し、利用中のMetaTraderと拡張子を合わせてください。

無料

MetaTrader 4版

Version 1.000

MT4環境向けの正式提供版です。

入力数
24件
正式ファイル
MA_Cross_Alert.ex4
配置先
MQL4/Indicators

無料

MetaTrader 5版

Version 1.000

機能・パラメーター仕様の基準です。

入力数
24件
正式ファイル
MA_Cross_Alert.ex5
配置先
MQL5/Indicators

よくある質問

MAクロス通知の短期MAと長期MAはどう設定しますか?
初期値は短期MAが20、長期MAが75です。現在の設定を保存し、比較するときは片方ずつ変更してください。特定の期間を最適・推奨とは断定せず、同じ銘柄・時間足・履歴範囲で確認します。
MT4版とMT5版の入力項目は同じですか?
同じです。どちらも24入力で、表示名と初期値が一致します。MT5版を機能・パラメーター仕様の基準とし、操作や利用環境の差は分けて確認します。
SMA・EMA・SMMA・LWMAは何が違いますか?
指定期間を均等に扱うSMA、新しい値を相対的に大きく扱うEMA、平滑化した値を引き継ぐSMMA、新しい値へ線形に大きな重みを置くLWMAという計算上の違いがあります。選んだ方式は2本のMAへ共通で適用されます。
適用価格はどれを選べますか?
MetaTraderの設定画面に表示される価格種別から選べます。初期値は終値で、選んだ適用価格は短期MAと長期MAの両方へ共通で使われます。
確定足のみで通知するにはどの設定を変更しますか?
「確定足のみで判定」をONにします。初期値もONです。OFFにすると形成中バーを使うため、バー確定前にクロス状態が変わる場合があります。
上方向クロスと下方向クロスを個別に通知できますか?
できます。「上方向クロス通知」と「下方向クロス通知」をそれぞれ個別にON・OFFします。クロス方向と通知方法は別設定です。
プッシュ通知やメール通知にはMetaTrader側の設定が必要ですか?
必要です。インジケーター側のプッシュ通知またはメール通知をONにするだけでなく、MetaTrader本体で端末ID、送信先、メールなどを設定し、テスト通知も確認してください。
設定を初期値へ戻すにはどうすればよいですか?
入力画面のリセット操作を使います。必要な設定は先に保存し、短期20・長期75、SMA、終値、確定足ONなどの初期値を確認してください。

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公開済みページだけを掲載しています。

まとめ

MAクロス通知のMT4版・MT5版は、ともに24入力です。短期20・長期75、SMA、終値、確定足ONを比較の起点にし、MA、判定足、方向別クロス、表示、通知方法を分けて確認します。

入力値を保存してから一項目ずつ変更し、OS、build、broker、配布物の差も記録してください。MT4・MT5で表示名と初期値が同じでも、利用環境まで同一とは限りません。